ワイン好きが死ぬまでに1度は行きたい海外のワイナリー4選

海外のワイン産業事情

ワインは世界で300億リットルほど作られていると言われています。
フランスやイタリアはそれぞれ50億リットル以上も作っているとのこと。
日本は大体8,000リットル前後ですから、量で言えば全然少ないですよね。

フランスやイタリアには、ワインに関する法律も存在しています。
日本でもワインに関する法律が少しずつ作られてきていますが、ヨーロッパほど厳しい基準にはなっていません。
評価が上がってきているとはいっても、まだまだワイン後進国ですから、しょうがないですね。

海外のワイン産業事情を見てみると、ワインツーリズムが活発化しているようです。
これはワイナリーを訪れて試飲をしたりなどする試みですね。
あたしも旦那も大好きなやつです。

フランスにはワイナリーがなんと85,000もあるんですよ。
ボルドーだけでも7,000以上ですから、さすが本場は違います。

イタリアに至っては160,000もあるそうです。
ちなみに日本のワイナリーは300ほど。
桁が違いますね。

日本ではワインブームがしばしば訪れますけど、世界に目を向ければずっとブームが続いている状態なんです。
それほど人気の高いワインを楽しまないなんてもったいない!

もっとワインツーリズムやワイナリーツアーなどが日本人にとっても馴染み深いものになってもらいたいです。

ちなみにあたしはアメリカ旅行でワイナリーを訪れた時に旦那と出会いました。
海外のワイナリーに行ってみれば、素敵な出会いもあるかもしれませんよ?

カリフォルニア州のワイナリー『オーパス・ワン』

画像引用元:https://jp.opusonewinery.com/

フランスだのイタリアだの、散々ヨーロッパのワインを取り上げましたが、あえて紹介したいのがアメリカのワイナリー『オーパス・ワン』です。

カリフォルニア州にあるワイナリーで、最初のワインの発売は1978年、ワイナリーのオープンは1991年と、そこまで歴史があるという訳ではありません。

ではなぜ注目したいのか、それは高級ワインを作っているからです。
もちろんそれは、質にこだわるからこそ成立すること。

最初に注目されたのは1979年のオークション。
1本のワインに20万円の価値がついたことでした。

その後、世界中のワイン通からも質の良さが認められ、現在は高いものだと30万円以上の値がつくものもあり、その地位を確立しました。

『オーパス・ワン』があるのはナパ・バレーのオークヴィル地区。
ブドウはすべてで5種類が栽培されていて、非常に丁寧なワイン作りが行われています。

『オーパス・ワン』へのツアーもありますが、試飲は有料で1杯5,000円以上するものもあるので、簡単には手が出せないと考える人が多いかもしれません。
それでも現地に行き、ワインを飲む価値はありますよ。

南オーストラリア州にあるワイナリー『ペンフォールズ』

画像引用元:https://www.penfolds.com/ja-jp

『ペンフォールズ』というワイナリーを誕生させたのは、イギリスの医師でした。
1844年のこと。
非常に面白い誕生の歴史を持っている、南オーストラリア州にあるワイナリーです。

このワイナリーの特徴は、ワインの原料となるブドウをいろんな地域で栽培していること。
通常ワイナリーの敷地内にある畑で栽培したブドウを用いてワインを作ることが多いのですが、『ペンフォールズ』は南オーストラリア州中に所有している畑やブドウ農家の持つ畑など、様々なところで獲れたブドウをブレンドしてワインを作っているんです。

見学に行くなら「マギル・エステート」ですね。
歴史的遺産として保護されているので、その歴史も感じられますし、もちろんワインを試飲することもできますよ。

ただ、最近新たに作られた箇所も多いので、とても綺麗で、良い意味で近代的なワイナリーの雰囲気も感じることができます。

「バロッサ・ヴァレー」では、好みのワインを混ぜてオリジナルのワインを作ることができますよ。
他にも「エデン・ヴァレー」や「マクラーレン・ヴェイル」など複数の地域で畑を持っているので、南オーストラリアへ行った際にはいろんな場所へ立ち寄ってみてください。

『ペンフォールズ』のこだわりが見えてくるかもしれません。

イタリアの『アンティノリ』

画像引用元:http://winetsushin.blogspot.com/2017/01/2017.html

歴史の深いワイナリーに興味があるなら、イタリアの『アンティノリ』がおすすめです。

『アンティノリ』の歴史が始まったのが1385年ということですから、ちょっと想像がつきません。
それだけ長い間ワインを作り続けているからこそ、一度訪れてみる価値がありますし、きっとびっくりするはずですよ。

ちなみに見学は個人でも受け付けてくれています。
不安な人はツアーを組んで何人かと一緒に行ってもいいでしょう。

現在の『アンティノリ』は、とにかく建物が素晴らしいです。
美術館のような雰囲気を感じますね。

ブドウ畑も見学ができますし、とにかく広いセラーにも足を踏み入れることができます。
展示室もあって、このワイナリーの歴史はここで感じ取ることができますし、他にも図書館があったりショッピングできるエリアがあったりと、テーマパークのようなワイナリーになっています。

イタリアは他にも観光スポットがたくさんあるので、ついででもいいですから『アンティノリ』に立ち寄ってみてください。
日本のワイン好きに自慢することができますよ。

フランスボルドーの『ジャン・ピエール・ムエックス』

ワインを幅広く取り扱っている『ジャン・ピエール・ムエックス』。
ワイン農園も持っていますが、それだけではなく仲介業者としてワインを流通させるなど、ワインに関するいろんな事業を手掛けているワイナリーなんです。

世界的に人気の超高級ワイン「ペトリュス」をここまでの地位に押し上げたのは『ジャン・ピエール・ムエックス』と言ってもいいでしょう。

他にも多くのシャトーを買収したり独占販売権をゲットするなどし、ボルドーで大きな影響力を持つ企業となっています。

もしワイン通も唸るほどの逸品を飲んでみたいと思っているなら、『ジャン・ピエール・ムエックス』が手掛けているワインを手に入れてみましょう。

高いものもありますが、お手頃のものもあります。
安いものでも質はかなり良いので、本場の味と満足感を十分に得ることができるはずです。